こんにちは、Sethです。
今回はピントを合わせる講座です。
- せっかくエモい写真を撮ったと思って家のPCで見たらピントがあってなかった
- オートモードで撮ったらスローシャッターでブレていた
などなどせっかく撮った写真のピントが合ってなくてブチ切れた人は多いはず。ファッキン!
ピントが合わない主な原因と対処を書いていきます。
写真のピントが合わない主な原因
ピントが合わないには2種類ある
うまくピントが合わずクッキリした写真が撮れない!
という状況は2種類あります。
- カメラから被写体までの距離を間違えてボケる
例:手前(or奥)の物体にピントを合わせてしまって被写体がボケる
- シャッター時にブレる
例:カメラマンか被写体がシャッター押した瞬間に動いてしまってブレる
つまり、ボケるかブレるの2種類です。
写真がボケてピントが合わない原因と対処法
ボケてピントが合わないのお話の前に知っておきたいポイント
被写界深度(ひしゃかいしんど)のお話です。
被写界深度とは
写真の焦点が合っているように見える被写体側の距離の範囲のこと
ピントがあってるクッキリ部分が「被写界深度」です。
この被写界深度はカメラの絞り、つまりはF値で範囲を自由に動かせます。
ちなみに上から見るとこうなってます。
F値が小さい数字(絞りを開放)例:F1.8
作品例
2枚ともF/1.4
こうなっている
F値が大きい数字(絞りを絞る)例:F/8
作品例
F/8.0
MF F/5.6・・・?
ジャストピントだと拡大してもピントがしっかり合ってますね。
結論「ボケてピントが合わないとき」その1:F値を上げる
ムリにレンズの開放値(F値を最低値)にする必要はありません。
確かに前ボケなどを使えばエモエモ写真はたくさん撮れます。
ですが、被写体にピントが合ってなかったら本末転倒です。
F値を小さくすると被写体のピントを合わせる範囲がとても狭くなります。
私もF値を最低にしてるときに気を抜くとピントが合わなくなったりします。
最初は F値を 3.2前後 から撮っていけばピントは合いやすいです。
結論「ボケてピントが合わないとき」その2:1点AFにする
ピントはピンポイントで合わせたい場所を狙う必要があるため必ず 1点AF にしてください。
多分カメラによってピントを合わせるモードが沢山あります。
1点AFなど、1点だけでピントを合わせるようにしましょう。
というか 他のモードはポートレート、コス撮影には不要です。
写真がブレてピントが合わない原因と対処法
ブレるのは シャッタースピード が 適切ではない からです。
では、どんな時にシャッタースピードが適切ではなくなるのでしょうか?
シャッタースピードが適切じゃない原因
- レンズの焦点距離を無視してシャッタースピードを遅くしている
- 絞り優先モード、プログラムモードなどシャッタースピードをオートにしている
- 暗い場所でシャッタースピードを遅くしないと写真が撮れない
1つずつ解説していく前に結論だけを先に言っておきます。
「三脚」か「ストロボ」を使いましょう。
この2つで全て解決します。
では解説です。
レンズの焦点距離を無視している
手持ちで手ブレしない大体のシャッタースピードは、
「1/焦点距離(フルサイズ換算)」秒よりも早い速度です。(あくまで目安)
フルサイズ機に85mmのレンズを装着していると1/85秒より早い1/100秒
APS-C機に35mm(フルサイズ換算で50)のレンズなら1/50秒より早い1/60秒
という感じです。
135mmを装着しているのに1/100秒のシャッタースピードでは手ブレしやすくなります。
手ブレしにくいカメラの構え方はカメラ撮影練習会にて資料撮影予定です。
カメラ撮影練習会します
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— Seth@11月📸練習会詳細は固定 (@sethtropical) 2019年9月1日
シャッタースピードをオートにしている
- プログラムモード
- 絞り優先モード
これらのモードはシャッタースピードが自動で変更されます。
たまたまピントが合った部分が暗い場所だとシャッタースピードが遅く設定されて、結果ブレます。
ここでも書いてますが、さっさとオートモードは卒業してください。
暗い場所でシャッタースピードを遅くしないと写真が撮れない
暗い場所で撮影する場合は
- ストロボを使う(明るくなるのでシャッタースピードを早くしても大丈夫になる)
- ストロボが使えなければ感度を800ぐらいまで上げてみる
- ダメならF値を下げていく
- それでもダメならシャッタースピードを遅くする
という感じでカメラの設定の優先順位を決めましょう。
場合によっては感度やF値のほうが優先順位が高い人もいます。
一番いいのはストロボ使うことですが、ストロボが使えないこともあります。
シャッタースピードを遅くしてもブレない方法は「三脚を使う」のが一番手っ取り早いです。
三脚を使うとそもそも手ブレ自体しなくなります。
まさに最強。
セッティングは面倒ですが、せっかく撮った写真がブレて使えないのはもっと勿体無いです。
まとめ
- ピントが合わないには「ボケてる」「ブレてる」の2種類ある。
- ボケてる場合はF値を上げる、1点AFを使う。
- ブレてる場合は三脚とストロボを使うと最強。
ピントをずれないようにするには三脚を面倒がらずにしっかり使うのが一番です。
ブレないようにしてからピントを1点にしてしっかり狙いましょう。