こんにちは、Sethです。
前回は
- 遠隔でストロボを発光させるラジオスレーブ「CactusV6llワイヤレスフラッシュトランシーバー」を購入してから試しに発光させるまで
- ライトスタンドの紹介とライトスタンドにつけるためのブラケット
を紹介しました。
今回は
- 撮影会で実際にストロボを使用する流れと操作
をお話します。
クリップオンストロボ・フラッシュ撮影前
準備するもの
説明が必要なものだけ解説していきます。
- カメラとレンズ
- ストロボ
- ラジオスレーブ(この記事ではCactus V6llで説明します)
- ライトスタンド
- ブラケット(ライトスタンドにストロボを取り付けるやつ)
以上は今までの講座でお話しています。
- アンブレラorソフトボックス
アンブレラ
ストロボの前に置くことによってソフトな光を演出できます。
アンブレラは出来るだけ大きいサイズをオススメします。
ストロボから出た光はアンブレラを通して放射状に広がります。
ソフトボックス
私が一番愛用しているソフトボックスです。
サイズ、携帯性が一番丁度いいと思います。
ソフトボックスを通した光は指向性を持つ光になります。
やわらかい光なんだけど一方方向からのスポットライトみたいに使えます。
わざとかっこいい影を顔半分に作ったり出来ますね。
これなんかは真上からソフトボックスを真下に向けて発光させてます。
アンブレラとソフトボックスについてはまた別に解説の記事を書こうと思いますので
次回の撮影でちょっとサンプルを撮らせてもらいます。
- その他
カメラの予備バッテリー、単三電池(Cactus V6ll用、ストロボ用など)
ロケ撮影の場合はレジャーシート(荷物置き、寝転がって撮影するときに使用)
最初はコレぐらいで十分です。
レンズにつけるフィルターなんかは撮影に慣れてきてからで大丈夫。
クリップオンストロボ・フラッシュ撮影本番
さて、本番ですね。
Cactus V6llの電源を入れる順番、タイミングを間違えずに準備してください。
カメラに1台、ストロボに1台Cactus V6llを装着して電源を入れたらライトスタンドにストロボを装着。
この記事を見ながらライティングを試してみてください。
どういう位置にライトを置けばどういう写真が撮れるのか?
ということを実感していけばどんどん経験値が積み重なります。
Cactus V6llの使い方
- 送信側
カメラ側は送信側になるのでCactus V6llはTXへスライダーを入れてください。
起動するとこんな感じ
左のABCDボタンが点灯し、モニターには128と書いてます。
左のABCDはグループでモニターに表示されているのはストロボのパワーです。
ストロボのパワーの128はよく見ると「1/128」となっており
ここをくるくる回すとパワーが変化します。
1/128~1/1(フルパワー)まで変更可能です。
ストロボ側(受信側)
Aだけが点灯しているはずです。
Aが点灯しているストロボのグループはAです。
カメラ側のCactus V6llのAを押しながらパワー変化を行うとここも変化します。
これが現在のAグループのストロボのパワーです。
ストロボが4台ある場合はABCDストロボのパワーを個別にカスタマイズすることが出来ます。
例えばAだけフルパワー、他は弱めとかそういう感じ。
また点灯させたくないストロボの電源を切ることなく、カメラ側のCactus V6llのグループボタンを押して消灯させることでストロボ発光をさせなくできます。
簡単でしたが大体の使い方でした。
ここからよくあるトラブルと対処法です。
ストロボの光が強すぎる
パワースライドは1/32ぐらいから始めてください。
フルパワーにすると被写体が白飛びします。
パワースライドを動かしてもフルパワーになる
カメラ側のパワー表示を1/128にしてもフルパワーで発光してしまうのは、
カメラ側のCactus V6llの電源の入れ方が間違っています。
もう一度電源を入れなおしてください。
ストロボが光ったり光らなかったりする
ストロボのCactus V6llが外れかかっています。ちゃんと装着できているか確認してください。
特に野外などでライトスタンドが倒れたりした場合は必ずちゃんと装着できているか確認してください。
また電池が切れている、ストロボのチャージがまだなのにシャッターを押したなどが考えられます。
電池の残量を確認する、シャッターの間隔を開けるようにしてください。
ストロボは光ってるのに写真が暗い
シャッタースピードが早すぎます。
1/200sよりも早いシャッターではストロボが発光するよりも早くシャッターが閉じてしまいます。
カメラ側のCactus V6llのメニューから
Function→SYNCMODE→NORMAL/HSSをオンにしてください。
ハイスピードシンクロが可能になり、シャッタースピードが1/8000sまで撮影できます。
よく分からない場合は上の赤い文をそのままやってください。
ハイスピードシンクロについてもまた別に記事を書く予定です。
私が初心者時代、撮影中に「あれ?」って思ったこととその対処法です。
クリップオンストロボ・フラッシュ撮影が終わったら
さっさと電池を取り出してください。
中で電池が液漏れしたらもう大変なことになります。
単三電池のせいで1万ぐらいするラジオスレーブが壊れたら目も当てられません。
まとめ
とりあえずは今回で「クリップオンストロボ・フラッシュの基本的な使い方」講座は一区切りです。
完全に初心者から撮影会でストロボを遠隔で光らせるまでを全て解説しました。
自分が使っていない機材では流石に説明が出来ないので、私が使っている機材での説明でしたがどうだったでしょうか?
復習したい方はこちらから
ストロボの説明とオススメ
遠隔でストロボを発光させるための機材
ラジオスレーブのCactus V6llを購入してから設定完了まで
今後は
- アンブレラとソフトボックスの光の違い
- ハイスピードシンクロ
を書く予定です。
追記
書きました。