こんにちは、Sethです。
今回の初心者ストロボ講座は 「ストロボの照射角度」 についてお話します。
- ストロボの光量は分かるけど照射角度はイマイチわかってない
- 照射角度はどれがいいのか知らない
- そもそもストロボの照射角度という単語を初めて見た
という ストロボ初心者向けの講座 です。
ストロボの照射角度とは?
ストロボの照射角度とは
「レンズの焦点距離の撮影画角を全部照らすことが出来る角度」 のことです。
モニターの前で半ギレになってるのが想像できたのでもうちょっと深堀りしていきます。
基礎知識として知っておいて欲しいのはレンズの焦点距離の意味です。
「レンズの焦点距離はピントを合わせたときのレンズからセンサーまでの距離」
レンズで24mmとか135mmとか言ってるけど、具体的な意味を知らないと思います。
めっちゃ簡単な図解です。
まずは広角レンズ(焦点距離16mmや24mmなど)
次は望遠レンズ(135mm、200mm以上など)
こうやって図解すると
焦点距離が長くなると画角が狭くなりますね(写る範囲が狭くなる)
広角レンズ=広い範囲が撮れる
望遠レンズ=狭い範囲が撮れる
で、話を戻します。
ストロボの照射角度とは
「レンズの焦点距離の撮影画角を全部照らすことが出来る角度」 のことです。
つまり、
24mm=(レンズ)広い範囲を写せる=(ストロボ)広い範囲を照らせる
実際にストロボを配置してわかりやすく壁に向かって光らせてみました。
上記の図が照射角度24度の広角設定です。
広い範囲が照らされてますね。
105mm=(レンズ)狭い範囲を写す=(ストロボ)狭い範囲を照らす
と覚えていたらOKです。
先ほどの壁い向かって照射しています。今度は角度200に設定しました。
かなり狭い範囲になりましたね。
ストロボの照射角度はどれがいい?
ポートレート撮影、コスプレ撮影では結論から言うと初心者は 照射角度は24mm でOKです。
実際にモデルを配置して照射角24mmにしてみました。
ファインダーをのぞくとこんな感じ。
望遠でも見てみましょうか。
照射角200mmに設定したところ下半身に光が当たってませんね。
比較したらかなり違いますね。
スタジオで撮影、野外で撮影など色んな場面があると思いますが、基本的に被写体までの距離は遠くないことが多いですね。
あくまでも初心者講座なので、まずは被写体が明るく写ることを優先してください。
初心者を脱出したら
- 部分的にスポットライトみたいに光を当てたい
- 上半身だけにエッジライトを作りたい
- ストロボ多灯、カラーフィルターで色んな光を入れたい
特殊ライティングでやりたいことが増えてくると思います。
その際に光を当てたい範囲に応じてストロボの照射角度を変更すれば十分です。
ストロボの照射角度を変える時の注意点
照射角度は光の当たる範囲の設定ですが、この角度を変更するともう一つ変わってしまうものがあります。
それがストロボの光量です。
広角で広い範囲に光を照射すると 全体的に分散するので光は弱く なります。
照射角度24mmでストロボパワー1/4です。
望遠で狭い範囲に光を照射すると 遠くまで飛ばそうとして光は強く なります。
ストロボパワーは先ほどと同じですが照射角200mmに変更しただけです。
かなり光の量が変わりますね。
照射角だけを変えて撮影したときに「パワーが足りない!」とか「光りすぎ!」ってなったときは光量も変更してください。
まとめ
ということで話してきましたストロボの照射角度 もうわかりましたか?
覚えて欲しいことは
- 照射角度の数字が小さければ広く照らせる
- 普通にストロボを使うだけなら24mm設定でいい
これだけです。
私も色々撮影してますが特殊撮影する以外は ストロボの照射角度は24mmで固定 しています。
今までの初心者ストロボ講座はこちら
今回使用しているストロボシミュレーションソフトはこちらの記事です。