こんばんわ、Sethです。
今回はレンズのF値のお話です。
F値
みなさんはレンズを選ぶときはどういう基準で選んでますか?
この間の記事で
「初心者は50mmの単焦点レンズを買いましょう」
と書きました。
その中にあえてF値の話は書きませんでした。
F値 (エフち、英: F-number)とは、レンズの焦点距離を有効口径で割った値であり、レンズの明るさを示す指標として用いられる。F値が小さいほどレンズは明るく(=レンズを通る光量が多い)、シャッター速度を速くできる。
明るいレンズ?暗いレンズ?
F値は数字が小さいほど写真の前後がボケて
数字が大きいほど写真の前後がクッキリ写ります。
F値が小さい写真 ピントが合っている前後がボケている。
F値が大きい写真 ピントがあっている前後もクッキリうつっている。
そのほか、F値が小さいほうが写真が明るくなり大きいほうが写真が暗くなります。
写真を撮るときの設定でF値は弄れるんですが
レンズによってF値の設定できる範囲が変わります。
先ほどのEF28mm F2.8 IS USMというレンズは
F2.8~しか設定することが出来ません。
違うレンズで、EF50mm F1.4 USMというレンズは
F1.4~から設定することが出来ます。
この場合二つのレンズを比べると
F1.4のEF50mm F1.4 USMが明るいレンズ
F2.8のEF28mm F2.8 IS USMが暗いレンズ
ということになります。
Fの数字が大きいほうが暗いレンズと言われます。
レンズによってはF4、F5.6というのもあります。
どっちがいいの?その理由は?
結論から言うと明るいレンズのほうが良いです。
理由はF値が小さいほうがF値の設定の幅が広がります。
例えば
F2.0 シャッタースピード1/100 iso100の設定で
丁度いい明るさの写真が撮れるとします。
EF50mm F1.4 USMのレンズだと
F2.0 シャッタースピード1/100 iso100
この状態の設定で写真を撮る事ができます。
一方、
EF28mm F2.8 IS USMのレンズだと
F2.0 シャッタースピード1/100 iso100
この状態の設定では写真が撮れません。
なぜなら、F2.8のレンズではF2.0とカメラの設定が出来ないからです。
F2.8のレンズはF2.8~しか設定が出来ません。
ということは、
F2.0 シャッタースピード1/100 iso100 ではなく
F2.8 シャッタースピード1/100 iso100 としか設定できません。
しかし、この状態ではF値を弄っているため写真の明るさは変わってます。
カメラの設定でF2.0からF2.8まで変更するためにまわしたダイヤルの数だけ
シャッタースピード、isoのどちらかを変える必要があります。
F2.8 シャッタースピード1/50 iso100
F2.8 シャッタースピード1/100 iso200
このどちらかに変更しなければなりません。(ここでは分かりやすく2パターンしか書いてません)
シャッタースピードをゆっくりにすると手ブレが起こる可能性があり
iso感度を上げると写真にノイズが乗る可能性があります。(200程度なら大丈夫ですが1000を超えてくると目に見えてノイズが入ります。)
つまり、F値で設定できる範囲が変わってくるんです。
F値が小さいレンズ(明るいレンズ)ほど設定の幅が広く
F値が大きいレンズ(暗いレンズ)ほど設定の幅が狭くなります。
必要かどうか?
自分がその明るいレンズが必要かどうかというのは
実際に家電量販店に行って実際に体験したり
撮影会などで写真がどうしても暗くなってしまう人は
明るいレンズを試してみてはいかがでしょうか?
それから自分がそのレンズが本当に必要かどうかを判断してもいいとおもいます。
私はポートレートで時間帯や場所によって暗い場所があるので
出来るだけ明るいレンズを必要としていますので
焦点距離とともにF値も気にして試すようにしています。
こうやってレンズを選んでいるとどんどんレンズって増えていきますよね。
それでは、みなさんよいレンズ沼ライフを!