こんにちは、Sethです。
前回までは「クリップオンストロボ・フラッシュの基本的な使い方」講座でした。
今回はストロボのハイスピードシンクロについてお話します。
使う機材
- カメラ
- ストロボ
- ラジオスレーブ(遠隔で発光させることが前提です)
ハイスピードシンクロとは?
ググってみたけど
よく分からないから簡単に説明して!
「早いシャッタースピードでも写真が明るくなる設定」
ってことかな。
ここからはちょっと深堀りした話。
興味ない人はスルーしてください。
ストロボが発光する時間
ストロボが発光するときのグラフです。
人間の目には一瞬で光って一瞬で消えてるようですがこのような光り方をします。
大体1/250秒のシャッタースピードで撮影をすると
「あれ?ストボロの光り方弱くなってない?」と感じます。
ということは1/250秒よりも早いシャッタースピードで写真を撮ろうとすると
ストロボが光ろうとしている瞬間にはシャッターが既に閉じているので
「シャッタースピードにストロボが間に合わない」ようになります。
1/500秒やもっと早いシャッタースピードでは写真が真っ暗になることも。
ハイスピードシンクロ撮影
シャッタースピードにストロボが間に合わないのであれば
最初から最後まで発光してたらいいじゃない
というのがハイスピードシンクロです。
シャッターが開く前~閉じるまで、
多数発光することによって早いシャッタースピードに対応しているという感じです。
多数発光するということは電池めっちゃ使います。はい。
どんな時にハイスピードシンクロを使うの?
野外で撮影すると太陽が明るすぎて
- 被写体に明るさを合わせると周りが白飛びする
- 周りに明るさを合わせると被写体が真っ暗になる
という野外撮影あるあるな場面です。
この場合は
- まず周りに明るさを合わせる(周りがはっきり見える明るさ)
- 被写体にストロボを当てて明るく写す
簡単に言うとこんな感じ
ハイスピードシンクロの具体的な方法
自分が使用している機材で説明します。
手順
- ストロボを使わずに被写体を撮り「周りに明るさを合わせた」シャッタースピードにする
このとき被写体は暗くてもOKです。周りに明るさを合わせてください。
- カメラ側のCactus V6llのメニューから「Function→SYNCMODE→NORMAL/HSS」をオン
ハイスピードシンクロが可能になり、シャッタースピードが1/8000sまで撮影できます。
- カメラ側のCactus V6llでストロボのパワーを調整して周りと被写体の明るさを理想にする
最初にストロボのパワーを試すときは1/32ぐらいの強さから始めると楽です。
まとめ
今回はハイスピードシンクロについてお話しました。
ハイスピードシンクロ設定を使うのは
シャッタースピード1/250より早いとき
と覚えましょう。
コレだけ覚えておけば十分です。
今後は
- アンブレラとソフトボックスの光の違い
を撮影会やったら書く予定です。