こんにちは、Sethです。
今回は「初心者はカメラをマニュアルで使おう」の続きです。
まずは露出(写真の明るさ)を思い通りにしよう
とりあえず適当に
F値2.0(一番小さい数字) シャッタースピード1/100 感度ISO100
でシャッターを押してみてください。
撮影会なら撮影会のスタジオ、舞台、背景どこでもいいです。
この記事をみているのが家なら部屋のドアとかを撮ってみましょう。
どうでした?
写真撮った?
本当に?
はよ撮れ
めっちゃ暗かった?明るかった?
- 暗かったら
→F値を下げる or シャッタースピードをゆっくり or 感度を上げる
- 明るかったら
→F値を上げる or シャッタースピードを早く or 感度を下げる
これで好きな明るさに写真が撮れるはずです。
なんかブレてる? そういうのは後でいいです!
まずは明るさをあわせましょう!
- 思い通りの明るさに出来たけど・・・もっと○○したい!
さきほど撮った写真の明るさ いいかんじでしたね!
は?
撮ってない?
はよ撮れ
はい。
撮りましたね。
撮った写真どうでした?
いじった設定によって撮れた写真が変わると思います。
F値をいじった場合
→手前から背景まで全部クッキリ写りすぎてつまらん!!
ピントがうまく合わない めっちゃボケすぎてる!!!
シャッタースピードをいじった場合
→ピタっと止まった写真で動きがない!!!
シャッターがゆっくりすぎてブレまくってる!!!
感度をいじった場合
→高感度にしすぎて画像がなんか荒い気がする???
いいですね、撮った写真にすぐ満足していては成長しません。
では次は各設定の動き方を見ていきましょう。
各設定の「動き方」
F値
1.0 1.1 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2 2.5 2.8 3.2 3.5 4.0・・・続く
シャッタースピード
1/8000 1/6400 1/5000 1/4000 1/3200 1/2500 1/2000・・・続く
感度ISO
50 100 125 160 200 250 320 400 500 640・・・続く
・・・・・覚えられるかあああああああああああああああああああ!!!
そうです、覚えなくていいです。
つーか、僕もこんなもん一々覚えてません。
だってカメラの設定一覧にあるんだもん。
覚える必要なんて全く無いんです。
頭の片隅にこういう数字があるんだな~って置いとくだけでいいです。
実は簡単!各設定の「動かし方」
は?
さっきなんかめっちゃ面倒くさい数字いっぱいあったやん!!!
そうですね、なんかいっぱいありましたね。
この画像みてください
で、
さっき撮った写真のバッチリに設定できた。
明るさをそのままにしながら○○したい ってことだから
明るさ一緒でほかの設定をいじるにはどうしたらいいのか
ということなんですね。
結論から言いましょう。
各設定のダイヤルを「回した数」だけ
ほかの設定のダイヤルを反対に回すだけなんです。
先ほど実際に撮った写真の設定はどうでしたか?
たとえば
F値4.0 シャッタースピード1/30 感度ISO100
だったとします。
シャッタースピードが遅すぎて、手ブレしちゃうってときは
シャッタースピードを1/100までダイヤルを回してください。
このときに回したダイヤルの数を数えましょう。
数えた?
じゃあ その数だけ
感度ISOが上がるように回してください。
これでもう一度シャッターを押してみたら
なんと
同じ明るさなんですね!
マジかよ!すげぇ!
いや あたりまえなんですけど。
カメラってそういうように出来てるんです。
光の入る倍率がどの設定でも隣にいくと同じになってます。
つまり 明るさが変化する度合いは
感度を1つ上げる=シャッタースピードを1つ遅くする=F値を下げる
感度を1つ下げる=シャッタースピードを1つ早くする=F値を上げる
が全部同じなんですね。
この事実を知らずに各設定の説明とか倍率とかの話を勉強して私はとても痛い目をみました。
だって各設定の関係がまったくわからなかったんだもん
これさえ知ってれば、各設定の早見表とかただの無駄ってことです。
あんなの覚えたところで誰も得しないです。
強いて言うなら
撮影を経験していくうちに
「シャッタースピードがこのぐらいの速度なら雨粒が止まって見えるな」
ぐらい覚えるかなー程度です。
んなもん覚えるより写真撮って調整したほうが早いです。
どうですか、マニュアルって実はそんなに難しくないってことがわかりましたか?
ずっとオートモードで適当に思考停止で撮ってた人も
全くのカメラ初心者の方も最初はちょっと手間取るかもしれません。
色々設定をいじって試行錯誤してみてください。
そのうち
「ネットで見たあの写真、こういう設定で撮ってたのかー!」
って気付くことが多くなると思います。
それがあなたの成長で、それが経験になって撮影技術があがっていく実感となると思います。
ネットで上がってる
マジでこれどうやって撮ってるの!??!?!
って天上人なカメラマンさんが少し近く感じるかもしれませんね。