モデル:しんらさん(@youmou_s)
こんにちは、Sethです。
わりと前の記事でカメラを傾けて撮らない話をまた今度書きますとか良いながら忘れてました。
私がカメラを傾けて撮らない理由は3つあります。
- 写真から不安定さが出る
- 閲覧者の注意が見て欲しいところにいかない
- 単純にダサい
写真から不安定さが出る
まずはこの写真を見てください
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この写真を時計方向に10度傾けます。
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ツイッターのTLに流れてくる写真の大半が時計方向か反時計方向に10度ぐらい傾いてますよね。
カメラ初心者がカメラを傾ける理由の多くは
「画面全体に被写体を入れようと画面の対角線を使うため」
です。
縦より横のほうが長い
横より対角線のほうが長い
そりゃそうだ
でもよく考えてください
ポートレート撮影、コスプレ写真を撮影しているときは
モデルを撮っているのであって証拠写真を撮っているわけではありません。
極論を言うなら
斜めに撮るぐらいならモデルの体全部を画面に納める必要はないです。
写真に収めたいけど無理やり収める場合、
自分が被写体から十分下がれば良い話です。
スタジオでなかなかスペースが取れない場合はしょうがないですけどね。
閲覧者の注意が見て欲しいところに行かない
次の写真をパっと見てください。
1秒だけです。
見たら下にスクロールしてください。
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真ん中の立ち入り禁止の看板の横に小さく文字が書いてました。
さて、なんて書いてたでしょうか?
正解は上野公園管理所です。
ではもう一度上に戻って首を左に傾けて見て下さい。
1度目に見たときと2度目に見たときの文字の見やすさが違うと思います。
人間の脳は水平垂直なものに対して瞬間的な処理能力は高いですが、
傾いているものや裏返し、さかさまのものに対しての処理能力が低いです。
簡単に言うと
せっかく写真に撮ってるのに傾いてると
あなたが伝えたいことが100%伝わりません。
作品として写真をアップして見て欲しいのであれば
人間の脳が100%の処理能力を使える水平垂直で写真を撮ったほうが良いです。
逆にインスタなどの自撮りで
見えて欲しくないところがある場合はフィルターとしても使えます。
単純にダサい
すみません、これは完全に個人的な意見です。
インスタの自撮りでダッサい写真の99%は斜め撮りです。
絶対誰かに怒られるようなこと書きましたがダサいです。
プロのカメラマンが水平垂直に撮ってるからみんなもそう撮れなんていう気はまったくありませんが
カメラを傾けている理由に「躍動感を出すため」と言ってる人がいれば
本当にその写真躍動感出てます?
って自問してください。
躍動感を出すなら
カメラを傾けるのではなく
モデルさんに体の角度をつけたりしてもらってください。
例えばGoogleの画像検索で「モデル写真」と検索してもらうと分かります。
カメラ自体は水平ですが
角度がついてる写真はほとんどモデルさんの動きによるものです。
もしくは背景に傾いた建物などを配置しているものばかりです。
まとめ
もし自分がカメラを傾けて写真を撮っていて
上の3つの理由にちょっとでも共感できることがあれば
しばらく斜め撮りを封印してみてください。
ぶっちゃげ斜め撮りすると出来上がった写真ってなんとなく良い感じに見えるんですよ。
なぜなら2つ目の理由で書きましたとおり
見てる人の脳が処理し切れてないから多分良い感じじゃないの?と誤認するからです。
それ、水平で見ても同じ感想言える?って話です。
写真撮影のスランプを脱出するときには逆に斜め撮りするときもありますが
普段は使いません。
その辺の話はこちらからどうぞ↓










